「佐々木さんを支援する会」への呼びかけ
キリストは、私たちの平和であり、二つのものを一つにし、ご自分の肉によって敵意という隔ての壁を取り壊し、・・・二つのものを一人の新しい人に造り変えて、平和をもたらしてくださいました。
エフェソの信徒への手紙 2:14-15(協会共同訳)
ルワンダの大虐殺(ジェノサイド)と内戦終結後、政府による「和解」が進められる一方、「被害者」「加害者」と割り切れない複雑さの中で、本当の意味でのルワンダの人びと同士の和解と癒しはますます重い課題です。光と闇の交錯するルワンダで、佐々木さんは2000年の初めての訪問以降、関わりを続け、2005年にご家族で本格的に移住。人びとに寄り添い、和解と共生のための働きをなしてきました。現地キリスト教NGOと協力した「癒しと和解のセミナー」「償いの家造りプロジェクト」は、被害者・加害者の協働する養豚組合として、また、女性たち(虐殺生存被害者、加害者家族)が協働するウムチョ・ニャンザ(ニャンザの光、販売組合)として実を結び、活動が続けられています。(写真、「癒しと和解のセミナー」)
また、佐々木さんは、非暴力による社会変革を構想できる人たちを育て、民族や国籍の違いを超えて協働する関係をつくるために、2011年にPIASS(プロテスタント人文社会科学大学)の開発学部内に「平和・紛争研究学科」を創設し、教員としての働きを始めました。現在、同学科は優れた卒業生を輩出するとともに、多様な学生たちがともに平和研究を行う場としてアフリカ随一に成長しています。
「佐々木さんを支援する会」は、佐々木さんのルワンダでの活動開始以来、継続して支援をし、その働きを通して癒しと和解の出来事という奇跡を見せていただいてきました。現在も、佐々木さんはルワンダの人たちから深い信頼を受けながら、平和構築のビジョンをかたく保ち、人びとをつなぎつつ、腰を据えた働きを広げています。この佐々木さんの働きが今後とも継続して行われ、また共に癒しと和解の実現にあずかるために、ぜひとも皆さまがたの「佐々木さんを支援する会」へのご入会、そしてご支援を心よりお願い申し上げます。
「佐々木さんを支援する会」世話人会代表
中条 智子(ちゅうじょう ともこ)
(日本バプテスト連盟 長住キリスト教会牧師)
私たちは、佐々木さんの活動支援を呼びかけます!
|
(敬称略・50音順) |
【世話人会】
- 中條智子(日本バプテスト連盟 長住教会牧師)
- 加藤 誠(日本バプテスト連盟 大井教会牧師)
- 萩原永子(日本バプテスト連盟 洋光台教会牧師)
- 播磨 聡(日本バプテスト連盟 広島教会牧師)
- 平野健治(日本バプテスト連盟 平塚教会牧師)
- 蛭川明男(日本バプテスト連盟 郡山コスモス通りキリスト教会牧師)
- 米本裕見子(日本バプテスト女性連合 幹事)